2010年09月01日

ヨーロッパ旅行記【西ドイツ編】1−2 ゲーテとファウスト

フランクフルト・アム・マインはヨーロッパ有数の世界都市だ。

ドイツだけでなくヨーロッパ経済の中心と言うだけあって、とても栄えている。それで、ニューヨークのマンハッタンになぞらえてマインハッタンという呼び名がある。店も多いし、街並みも整備されていて綺麗だ。

ただ、いかんせんこのフランクフルト、観光資源には乏しい。国際見本市なんかが開催されるのでビジネスマンはたくさん集まってくるのだが、見るべきものがあまりない。

というわけで、貴重な観光スポット、ゲーテハウスに入ることにした。
ここはかの文豪ゲーテの生家である。

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ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。
ドイツを代表する18世紀〜19世紀頃の作家で、代表作には『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』などがある。

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中に入ってみると、まさかの4階建て。そしてやたらと部屋の数が多い。
数えただけで14LDKぐらいあったが、入れない部屋があったのでもっと広いはずだ。
さすがは文豪だなぁ、と思ったが、生家で大学時代までしか住んでいなかったらしいので、この家の立派さとゲーテの偉大さは関係ない。要するに金持ちのボンボンだったのだ。

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さて、ゲーテは戯曲『ファウスト』の作者だ。
あらゆる学問を究めたファウスト博士が悪魔メフィストフェレスと契約し、この世の全てを経験させてもらう代わりにあの世での服従を従わせる。

実はこの作品はゲーテの完全オリジナルというわけではなく、もともとファウスト伝説というのはドイツにあった。ゲーテはその伝説を形にしたのだが、これが世界的に大ヒットになった。

この『ファウスト』の影響力は大きい。ちなみに最初に『ファウスト』を翻訳したのは森鴎外らしい。

あの手塚治虫もファウストが大好きで、漫画版の『ファウスト』『ネオ・ファウスト』(ネオは未完だが)を描いている。

そして何より、ゲゲゲの女房のヒットで今なお熱い水木しげる。

代表作の一つ『悪魔くん』は『ファウスト』の影響を多分に受けているし、『悪魔くん』が無ければ恐らく今の水木しげるはないだろう。(ゲゲゲの女房を見る限り、悪魔くんがなければ鬼太郎が世に出るチャンスも無かった)

そして水木しげるがいなければ、もう日本には妖怪はいなかったかもしれない。今ある日本の妖怪のイメージのかなりの部分が、水木しげるによって作り出されたり、掘り起こされたりしたものだ。そもそも妖怪という言葉をメジャーにしたのが水木しげるらしい。

そうなったら境港も町おこしできず、ゲゲゲの女房もドラマ化されない。

いつの間にか水木しげるの話になってしまったが、ゲーテという作家は遠く離れた日本にもこれだけの影響を与えているわけだ。

世界征服のススメ、とかねw
posted by Magic at 20:54| Comment(0) | ヨーロッパ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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