2010年07月11日

ヨーロッパ旅行記【北ドイツ編】1−3 ペルガモン美術館

というわけで、博物館島。
ここにはペルガモン博物館、ボーデ博物館、旧国立美術館、旧博物館、新博物館の計5館の国立博物館が集中している。

この博物館島内の博物館群は、木曜18時以降に限って無料公開をしているのだ。

とはいえ時間も限られているので、まずはペルガモン博物館に入る。

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博物館島の中で「時間がなければここだけには入れ」と言われるベルリン博物館の目玉で、主にギリシャ・ローマ・中近東の美術品を展示している。

最初は紀元前2世紀のペルガモンの大祭壇。

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ここはトルコのペルガモン(ベルガマ)にあったゼウスの祭壇だ。現地にあった巨大建造物を崩して運んできて、博物館の中にそのまま再現してみました、という豪快な展示品だ。何しろ展示品であるはずの祭壇に上れるのだ。こんなにでかい展示品を観たことがない。しかし、ということはトルコのペルガモン遺跡にはこれが丸ごとなくなってるってことだ。

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どんな立派なゼウス像がいるのかと思ったが、どうやらゼウスはいないらしい。残念。
祭壇にはギガントマキア(ゼウスと巨人族の戦い)を描いたレリーフがある。

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▲ギリシャから持ってきた巨大神殿の柱と女神像。とにかくでかい。

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▲ものすごくリアルなライオン

続いて、エーゲ海のローマ植民地ミレトス(これも現在のトルコ)にあったミレトスの市場門。起源120年ぐらいの、ローマ皇帝ハドリアヌス時代のものらしい。

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これまた超巨大。圧巻だ。

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市場門の裏には、鮮やかな青い門がそびえている。
古代国家バビロニアの首都、バビロンのイシュタル門。紀元前575年のものだ。

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造ったのはあの「バビロン捕囚」で有名なネブカドネザル2世。
旧約聖書イザヤ書に出てくる「天から墜ちた明けの明星ルシファー」とは、元々魔王ではなく彼のことを指していたという。また世界七不思議の一つ、バビロンの空中庭園を造ったのも彼だと言われている。

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門の前は「行列通り」。動物が描かれたタイルが側面に貼られた美しい道が続く。

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ちなみにイシュタル門のイシュタルとは、バビロニアの豊饒の女神の名前。

シュメールではイナンナ、フェニキアやエジプトではアスタルテやイシスと呼ばれ、トルコではキュベレ・アルテミスの元になった。さらにギリシャに持ち込まれて美の女神アフロディテ、ローマのヴィーナスの起源になったとも言われている、古くて強力な地母神だ。有名なギルガメシュ叙事詩に登場する。

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▲全容

なにがすごいって、何しろコレが造られたのは2600年前だ。
それがこんなに綺麗に復元されている。

他にも、ここには中近東の遺跡から見つかった展示物が数多く並んでいる。

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▲ウガリットのバアル像。聖書でやたら敵対視される、カナアンの嵐と豊饒の神。

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▲アッシリアの展示で世界中で見かける、巨大な人頭有翼牡牛像。2体で門を守っている。

ペルガモン博物館は全体的にスケールの大きな展示が多く、確かにとても面白い。
「これだけは見ておけ」というのもわかる。

ペルガモン博物館を出ると、外は大分暗かった。新博物館に行こうと思ったのだが、いくら回っても入り口が分からず、どうやっても入れなかった。他の人も結構右往左往していたが、どうも無理のようだ。仕方ない。明日また来てみよう。

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▲夜のベルリン大聖堂

せっかく無料なので、もう一つ行ってみようかな。ということで、旧博物館に入ってみた。

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旧博物館は古代ギリシャメイン。

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内容は悪くないんだけど、広さもそれなりだし、正規の入場料ペルガモン美術館と同じ10Eは無いだろうと思った。

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▲ギリシャと言えばこんな壺
posted by Magic at 02:43| Comment(0) | ヨーロッパ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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