老舗のレストラン、ブラウハウス・ジオン。1511年から続く、ジオンビールの直営店らしい。

食事はもちろんソーセージ。1mのものを1/4に切ったものらしい。が、それでもかなりでかい。

それに、付け合わせがキャベツのクリーム煮とジャーマンポテト。

ケルン名物ケルシュビール、ジオン。

日本やドイツの多くの醸造所で作られる下面発酵のメジャーなラガービールに対し、上面発酵のビールをエールと呼ぶ。ラガーに比べて歴史が長く、甘みとコクが出るのが特徴だ。
ケルシュは大麦麦芽と小麦麦芽で作られ、上面発酵と下面発酵を組み合わせたような作り方をする特殊なビールだ。値段も安く、シュタンゲと呼ばれる200mlの小さいグラスに少量で出てくる。これがものすごく飲みやすい。
ケルンの町は大聖堂とケルシュビール、ライン川の他に、もう一つ有名なものがある。
それはライン川の清浄な水で作られた香水、オーデコロン。フランス語で「ケルンの水」という意味なのだ。町の土産物店ではケースに入ったオーデコロンが売られているのを目にすることができる。

ちなみにオーデコロンというのは香水の一種。香水は効き目の長い順にパルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロンに分類される。つまり、オーデコロンは効き目の短い香水ということだ。
最後にもう一回大聖堂に入って堪能した後、ケルン駅に戻ってミュンヘン行きのICE鉄道に乗りこんだ。
あとはひたすらゆられ続ける。最初は前を向いてたはずが、途中駅のフランクフルトで後ろ向きになってしまった。ドイツには行き止まり型の駅があって前後が反転するので、たまにこういうことになる。

▲中で買った謎の飲み物ビオナーデ。味はオレンジ。
ICEの中でビオナーデなるものを注文してみた。値段は結構高い。
あとで調べてみたら、世界初のノンアルコール発酵飲料なのだそうだ。
味は薄めのファンタオレンジ。ただ、オーガニックらしいので体にはいいのかもしれない。
というわけで堪え忍ぶこと(といっても一等車なので割と快適だが)4時間。ようやく南ドイツの中心、ミュンヘン駅に到着。