ウチヒサルとは、トルコ語で「三つの要塞」を意味するらしく、カッパドキアで一番高い場所にあるようだ。
入り口に巨大な動物が寝そべっている。
……ラクダ?

寝そべってるくせに俺の身長より高いような。。昔エジプトで乗ったことがあるが、こんなにでかかったっけ。そもそもトルコにラクダがいるのかどうかはよく分からないが、鳥取砂丘にいるぐらいだからどこにでもいるのだろう。
鳥取のように乗れるサービスかと思いきや、特に周りに人はいない。ただ寝てるだけだ。
で、肝心のウチヒサルは……霧で曇っていてよく見えない。というか全く見えない。

少し待ってみたが霧は晴れそうにもない。
ウチヒサルはまたリトライすることにして、次の目的地に向かうことにした。
それにしてもあのラクダは何なんだろう。。
気を取り直して、次の目的地はギョレメ村のエセンテペ。
別名ギョレメパノラマ。
ギョレメとは「見てはいけない」という意味らしい。
ここは眼下に奇岩が広がり、とにかく絶景。思わずため息が出る。



▲おみくじ?

ガイドと運転手が土産屋でチャイを飲んでいたので、回転セマー人形で遊びながら一杯相伴に預かる。温まるなぁ。

▲クルクル回るセマー人形。お土産屋でよく見かける
次に訪れたのはギョレメ野外博物館。地下都市と同じく、世界遺産に登録されている。


この一帯は元々修道院だったらしい。奇岩をくりぬいて作った教会が密集していて、中の壁画によってリンゴの教会、ヘビの教会などと呼ばれている。
○リンゴの教会(エルマル・キリセ)
1000年ぐらい前の教会だが、フレスコ画が綺麗に残っている。
名前の由来は、リンゴの木が近くにあったんだそうだ。ちなみにフレスコ画というのは、壁に漆喰を塗りたくって生乾きの状態で絵を描く手法らしい。やりなおしがきかないので、失敗は許されない。

○ヘビの教会
ヘビ退治の壁画。ヘビ=敵。
聖コンスタンティン(コンスタンチノープルの由来)。
体が女性で、顔が白いヒゲのじいさんという聖者。
両性具有説と、ナンパ防止のため顔だけ男にしてもらった説がある。


○サンダルの教会
サンダルを履いている。壁画の保存状態がいい

▲フレスコ画の裏には、壁面に直接描いた十字架の絵が残っている

▲カッパドキアの奇岩には、よくこんな四角い小窓が開いている。これは鳩の巣で、昔は鳩の糞を肥料にここでブドウなどを栽培していた。ワインの産地に無くてはならない
野外博物館を出たあとは昼食タイム。
食事はウラノスという洞窟レストラン。

やはり奇岩をくりぬいて作ったレストランだ。映画にでも出てきそうな雰囲気。

野菜スープ(米が入っていておかゆっぽい?)食べきれないパン、豆のトマト煮込み。



ココの目玉はカッパドキア名物のテスティケバブ。
素焼きの壺に具材を入れてフタをし、壺ごと火にかける豪快な料理だ。

本来は皿に盛る時に壺を割るらしいのだが、ここは普通に壺の口から出す。

ピラウを添えて。スパイシーで後を引く。これは旨いわ。
デザートはバクラワ。パイのシロップ漬。これは……甘い!!

恐らく世界でも有数の甘さ。思わずチャイを二杯注文してしまった。
そういうとインド料理でもこういうのあるなぁ。。

ワタクシの行った時は夏の夕暮れ時で静寂の町というのは
感動的風景だったのですが、
季節が異なるとまた、不思議な風景を作り出すものですね。
>テスティケバブ
これは食べたことがないのですが美味しそうです!
一度食べてみたいですね♪
テスティケバブは美味しいですよ。作るのにかなり手間かかりそうだけど。。