2010年01月02日

トルコ旅行記3−3 コンヤ

古都コンヤはメヴラーナ博物館というのが有名らしい。カメラを車の中に忘れてしまったが、どうせ内部は撮影禁止なのでいいか。

メヴラーナ博物館は元々メヴレヴィー教団の修道院だったが、政府に禁止されているため博物館になっている。

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メヴレヴィー教団というのは13世紀に生まれたイスラム神秘主義の一つで、日本では旋舞教団と呼ばれている。回転ダンスを踊ることで神と一体化するという一風変わった思想の集団だ。白い装束とスカートに身を包んだおじさんが、クルクル回転しながらアッチの世界に行くというもの。多分、目が回ってふらふらになった状態で恍惚となるのだろう。

教団としては来るモノは拒まずという感じで、宗派にこだわらず寛容な態度で受け入れたことでも知られている。トルコ政府に禁止されて解散したが、今は歴史的価値から一分復興しているらしい。

ここにはメヴレヴィー教団の開祖、メヴラーナ(ルーミー)の墓がある。メヴラーナは「ペルシャ語のコーラン」と呼ばれる神秘主義文学『マスナヴィー』という本を書いたことで有名な詩人で、スーフィズム(イスラム神秘主義)のスーパースターだ。

メヴレヴィー教団のはとにかく修行が厳しく、入団希望者は羊の毛の上で三日間正座を続ける必要があるのだそうだ。羊の毛の上に長時間座ってると、とてもかゆくなるらしい。入団後も数年間は下積みが続いたあと、ようやく一カ所でぶれずに回転する修行をさせてもらえたという。

博物館の中にはメヴラーナや教団にまつわる品々が飾られている。
文字はセルジューク朝の公用語だったペルシャ語で書かれているため、トルコ人にも読めないらしい。

ひときわ目を引くのはメヴラーナの墓。いくつかのお墓が並んでいるが、やはり教祖の墓は立派で、緑色のターバンが飾られている。熱心な信者はここでお祈りするらしい。

他にはメヴラーナが使ったお祈り用の絨毯なんかがある。ムスリム(イスラム教徒)は一日五回メッカの方角を向いて跪いてお祈りをするので、両膝・両手・頭の位置が描かれた絨毯が必需品になる。

面白かったのは、金銀宝石など煌びやかな装飾で装丁された、大小のコーラン。
コーランはイスラム教の聖典で、ムハンマドが神から聞いた言葉を口承で伝えていく中、文字に起こされたものだ。聖書と違って、他の言葉に翻訳されたものはコーランと見なされない。あくまでアラビア語にこだわる。

またコーランのページ構成は、大きかろうと小さかろうと全く同じらしい。
巨大なコーランから、虫眼鏡どころか顕微鏡でないと文字が読めないであろう超極小のコーランまで揃っている。

イスラム教は7世紀に生まれた。キリスト教が様々な聖典を作り出して儀典や異端などの問題が出てきて分裂を繰り返した経緯があるので、それを反面教師にと一種類だけの聖典にこだわるのかもしれない。

出口近くには、預言者ムハンマドの顎ヒゲの入った銀色の箱がある。
かなり貴重で他の展示品同様ガラスケースに入れて保護されているのだが、次々にムスリムたちがやってきてはケースの外からキスをしていた。

さて、本日の観光はこれで終了である。。

またまたひたすら東へ。
どんどん景色が大ざっぱになっていき、まさにアナトリアの大地!というような様相を見せてきた。

時々道沿いの草原に羊飼いが大量の羊を率いているのが見える。そして羊飼いはやっぱり犬を飼っている。

というか、羊飼いぐらいしか見るべき物がない。
最初は地平線が見えて「おお」とか思っていたが、さすがにタダの線なのでだんだん飽きてくる。とするともう寝るしかない。

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17時頃、空が真っ暗になった頃ようやく宿泊予定のホテルへ到着。
丘の上にそびえるペリタワーホテルだ。

もう既にカッパドキアなのだが、暗くてよく分からない。
奇岩らしきモノが見えなくもない感じだが。

ちなみにここはネヴシェヒルの町である。

カッパドキアというのはこの周辺の奇岩地帯のことをさすのだが、奇岩地帯自体はかなり広く、役所などがある中心地ネヴシェヒル、奇岩の町ギョレメ、陶芸の街アヴァノスなどいくつかの小さな町が含まれる。

ホテルの部屋にはテラスがついていていい感じだが、夜なので夜景がちょっと見えるぐらい。

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ちなみに明日は5:50に気球、そのあと9:00に集合して観光開始とのことだ。

夕食はブッフェ。こういう形式のホテルが多いのだろうか。
またパンが美味しい。
メインはチキン。昨日よりいいかも。

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ちゃんと薪を入れて火を炊く暖炉がある。

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posted by Magic at 01:26| Comment(1) | トルコ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Posted by 履歴書の書き方の見本 at 2014年06月06日 10:28
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