2009年12月25日

トルコ旅行記2−4 ヒエラポリスとパムッカレ

食後はパムッカレへ。疲れていたので車の中で結構寝る。
移動中雨が降ったりしたが、しばらくしたら止んだ。

遠くに雪山が見えてくる。トルコの12月は雪が降るのだ。
というか事前に仕入れた情報だと、カッパドキアでは11月の時点でもう降雪があったらしい。

……と思ったら、山の麓の湖で車が止まった。

「あれがパムッカレです」

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雪山ではなくパムッカレだった。
山の頂上が真っ白で雪山以外の何物でもないのだが、なるほど、近づくと確かに石灰岩だ。

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話を聞くと、そもそもこのあたりは温泉地なのだという。
炭酸カルシウムを大量に含んだ温泉のお湯が流れて、長い年月を経て成分がこびりつくことで、山肌が白くなるらしい。
炭酸カルシウムはチョークの材料に使われる、と言えばピンと来るだろう。山全体にチョークの粉がこびりついてるような感じだ。

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▲このあたりにもまたアヒルが居た。温泉水が色づいていて綺麗

最近は観光地化が進み、温泉を使ったホテルがたくさん建っているためにお湯が減っているのだそうだ。限りあるお湯を時間差で分けて流しているのだが、やはり絶対量が減っていて石灰層がハゲてきている。寂しいことだ。

さて、我々は再度車に乗り、白い山に登っていく。
登った先にはヒエラポリスの南門があり、入場料を払うと中に入ることができる。

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ヒエラポリスはローマ時代の都市の遺跡だ。
エフェソスがアクロポリスだったのに対して、ここは死者の都市、ネクロポリスとして栄えたらしい。ヒエラポリスの西にはトルコ最大と言われる共同墓地が広がる。

パムッカレの温泉を目当てに湯治に来たものの、結局治すことができずに亡くなった人がここにそのまま埋葬され、やがて死者の町として発展したとか。

エフェソスに比べると遺跡の発見から日が浅く、徐々に発掘を進めている段階だ。周辺の山が全体的に遺跡になっているらしい。組み立て途中の柱のパーツが並べられていたりして、まだまだ時間がかかりそうだ。

丘の上にはこのあたりでもっとも保存状態の良い遺跡がみえる。先ほどのエフェソス同様の円形競技場だ。かなりでかい。エフェソスに比べて傾斜が急でやや小さいが、保存状態がよくてかなり綺麗に残っていた。

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また、ここにはアポロン神殿がある。
アポロン神殿での神託を行っていたことなどからここは「聖なる都」ヒエラポリスという名前がついたそうだ。

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▲子犬三兄弟

ヒエラポリスを降りていってアンティークプールへ。

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ここは遺跡の中に温泉の水が流れ込んでいて、なんと遺跡で泳げるようになっている。
ある意味マニア垂涎の場所で、実際何人か泳いでいたのだが、なにぶん水温が32〜35度ぐらいしかなく、触るとかなりぬるい。

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お世辞にも水も綺麗とは言えないが、ロマンを求めたい人は衆人が見守る中水着に着替えて飛び込むのも一興だろう。夏は人も多いし、ありだと思う。


さて、アンティークプールを出て、今度はいよいよパムッカレの石灰棚へ。

ちょうど先ほどの湖から雪山に見えた丘の頂上に当たる。
石灰質のエリアが棚田のようになっていて、何とも幻想的な風景になっている。

確かにここ一体かなり白い。が、上流はカルシウムが大分はげてきていてちょっと汚い。
ちょうど、積もった雪が泥まみれになっているような感じ。

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ここは靴を脱いで裸足で石灰エリアに入っていくことができる。
温泉の水を流していて、水がたまったところは水色になっている。

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実際に歩くとヌルヌルしてる部分があって滑る。あと、水色部分は砂や砂利がたまっているので歩くと痛い。景色としては摩訶不思議空間以外の何物でもないが、快適ではない。

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流れ込んでいる温泉の水は、ぬるい部分とやたら冷たい部分がある。基本は上流の方が温度が高いが、必ずしもそうとも限らないので踏み出した瞬間にめちゃくちゃ冷たかったりする。

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降りていくときりがないので(多分湖の所まで行ってしまう)、適当なところで元来た道を上る。滑るので結構危険だ。こんな所でデジカメ落としたらしゃれにならない。

途中、やたらテンションの高い現地?の女の子が「一緒に写真を撮って!」と言って並んで撮られた。さらに一枚俺の顔を写して嬉しそうに駆け上がっていった。日本人が珍しいのだろうか。

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▲ここは今日は水が流れていない。残念。

しばらく幻想風景を満喫した後、パムッカレを出てホテルへ移動しようと先ほどの南口へ進むと、日本人の女の子二人組が困っているところに出くわした。

この一帯は南口・墓地付近の北口、そして多分あの石灰棚を降り切る3カ所の入り口があるのだが、北口から入って南口から出てしまったため、パムッカレの町に戻れなくなったらしい。

パムッカレの町はホテルへの途中なので、車に一緒に乗せてあげてさっきの湖まで連れて行ってあげた。
彼女たちは大阪から来て今日夜行でイスタンブールへ戻るのだそうだ。

最終日に途方に暮れると大変だよなぁ。
初日も大変だけど。
posted by Magic at 03:32| Comment(1) | トルコ旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Posted by 株の取引 at 2014年02月02日 11:30
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