2011年07月18日

ヨーロッパ旅行記【西ドイツ編】4−5 ゲルマンローマ博物館

マインツはライン川とマイン川の合流点にある街だ。

この時点ではフランクフルト・アム・マイン、つまりマイン川のほとりを拠点に旅をしているが、マイン川はライン川の支流に当たる。

思えば旅のはじめのオランダで立ち往生したロッテルダム。
ベルギーからドイツに入って最初の街、大聖堂のケルン。
前日のライン川クルーズ。
そしてこのマインツ。

約2週間、何時間も電車に揺られ、何度も乗り換えも繰り返してきたが、気がつくといつもライン川を眺めている。
ドイツ人が「父なる川」と呼ぶライン川がいかに彼らの生活にとって大きなものかということが実感できる。

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ライン川沿いを歩いている途中で見つけた、ゲルマンローマ博物館なるものに入ってみる。
何と入場無料。

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ゼウス像やアブラクサス像があった。

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▲アブラクサス

アブラクサスは鶏の頭と蛇の足を持ったキリスト教の悪魔で、あの「アブラカタブラ」の語源になったとも言われている。

一方でグノーシス主義と呼ばれる神秘思想では至高神とされている……らしいのだが、調べても複雑すぎて俺には理解できなかった。「油臭す!」とかではない。

駅に向かう途中、スーパーを見つけた。
昨日から体調が悪くて仕方がないので、イチゴを購入。500グラムで1ユーロ。安っ。

他にも1ユーロショップがあったりして、高い物は高いけど安いものも結構売ってるんだなと思った。このあたり日本に似ているかも。

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▲1ユーロショップ


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▲途中見つけた和食店。東京。惜しい。なぜ京東になってしまったのだろう。。


結構頑張って歩き、マインツ駅に戻る。
するとなぜかフランクフルト行きが60分遅れという意味不明な状況。
まいったなぁ。。と思っていたら、30分後、乗るつもりだった次の電車が到着。

何事もなくフランクフルトに戻り、部屋で1ユーロのイチゴを食べるが……

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安かろう悪かろうを痛感。
全然甘くない。ぶっちゃけまずい。
でも贅沢は言っていられない。ビタミンを取っておこう。

しばらく部屋でゆっくりして、ホテルの近くのインド料理屋へ。
そういうと朝飯もインド料理だったな。。

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安いワインとベジタリアンターリーを注文。
パパドは旨かったけどそれ以外は普通だった。とはいえ、カレーは落ち着く。。

タイやらシンガポールあたりで食べるインド料理はとても美味しいが、ヨーロッパだと全体的にイマイチな気がする。

やっぱり距離と関係するんだろうか。
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2011年07月17日

ヨーロッパ旅行記【西ドイツ編】4−4 グーテンベルク

続いてマインツ大聖堂すぐそばのグーテンベルク博物館へ。

マインツは活版印刷の発明者グーテンベルクの故郷でもある。

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ルネサンス三大発明の一つと言われる活版印刷は、15世紀にここマインツで生まれた。

それまでは全ての書物が手書きの一点ものだったわけで、読書はごくごく一部の知識人だけのものだった。それが、この発明によって何冊も複製できるようになったのだ。我々が普段本を読めるのも、この発明のお陰である。

活版印刷ができたことで大きな影響を受けたのは何といってもキリスト教。当時は聖職者にしか読めなかった聖書が一般人にまで普及していくことで、やがて「聖書こそが真理である」とするプロテスタントによる宗教改革が広まる大きな役割を担った。いくら聖書が正しいと言われても、聖書を読めなければ話にならないからだ。

ちなみに「世界三大発明」と言ったときは「印刷」。
これは木版で、中国で生まれている。

この博物館にはグーテンベルクの印刷した聖書が展示されている。
いわば世界初の普及版聖書だ。

実際の印刷課程を見ると、版画じゃん?と思ったのだが、やっぱり原理は同じことのようだ。ここにはグーテンベルクだけでなく中国や日本、韓国や果ては古代エジプトの印刷技術などの資料も残されていて、日本の展示場には写楽の版画の仕組みなんかもあった。

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1455年に印刷されたグーテンベルク聖書は42行のページがほとんどのため、「42行聖書」と呼ばれている。
全部で180部印刷されたらしい。印刷物とはいえ、かなりの希少本だ。
この博物館のメインの展示品のため、暗い部屋に厳重に保管されている。

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世界初の印刷物にしてはかなりキレイに出ているな、というのが感想。そして……何とカラーだ。版画だからカラーもありうるが、それにしたって頑張ったなぁ。。

と思ってあとで調べたら、カラーの部分は後で書き足した物らしい。180部ならそれもありか。。まぁそれまで全て手書きだったんだもんな。

いや、いいもん見た。

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食欲がないので昼食は諦めてジュース屋でパワードリンクなる物を購入。
マンゴーとバナナとオレンジが入ったオリジナルジュースだ。
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2011年07月16日

ヨーロッパ旅行記【西ドイツ編】4−3 マインツ大聖堂

今回はマインツ大聖堂の中に入ることができた。

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マインツ大司教はカトリック組織におけるドイツ最高位の聖職者で、アルプス以北(=イタリア以北)においてはローマ教皇の代理人だった。金印勅書以降は、神聖ローマ帝国の七選帝侯の筆頭になるほどの力を持っていた。

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▲ステンドグラス

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▲何故か気になった、自分の頭部を胸に抱える男の像。

ライン川クルーズの時にも書いたが、この7人でドイツ王(≒神聖ローマ皇帝)を決めるということだ。

選帝侯は諸侯の中でも最高位という扱いになる。

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聖職諸侯なんかはもう、司教と言うよりはほとんど王様だ。ただし、聖職者と王の決定的な違いは、聖職者は婚姻が認められていないため建前上は世襲ができないということ。ハプスブルク家のように大家族を作って際限なく領土を拡大、というような存在にはなれない。

Wikipediaによると、金印勅書での選帝侯の取り決めはこんな感じ。

# 選帝侯はマインツ大司教、トリーア大司教、ケルン大司教の3聖職諸侯、ライン宮中伯(プファルツ選帝侯)、ザクセン公、ブランデンブルク辺境伯、ボヘミア王の4世俗諸侯の計7侯に定める。
# 選挙はフランクフルト市で行い、戴冠式はアーヘン市で行う。
# 選挙は単純過半数にて行う。選挙結果に従わない選帝侯は選帝侯位そのものを失う。
# 選挙結果は教皇の承認を必要としない。
# 選帝侯は諸侯の最上位を占め、領内における完全な裁判権、鉱山採掘権、関税徴収権、貨幣鋳造権、ユダヤ人保護権を有する。
# 選帝侯領は分割を禁止し、長子単独相続とする。
# 選帝侯は、「呼び出されることなき権と召喚せられることなき権」を有する。選帝侯への反乱は大逆罪として処罰される。
# 皇帝が空位の場合には、プファルツ選帝侯がシュヴァーベン地方とフランケン法の及ぶ地域を統治する。
# 諸侯間の同盟は禁止する。
# 私闘は禁止する。
# 選帝侯をはじめとする諸侯の領邦主権の法的確定をする。



マインツ大聖堂はキレイな中庭を持っているが、内部は割とシンプルな感じだった。

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▲後ろから見たマインツ大聖堂

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▲桜?も咲いていた
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