今日は、日本から申し込んだ日本語のポンペイツアーに参加。
ポンペイはナポリから近いのだが、ローマからも日帰りのツアーが申し込める。
集合時間が早かったので、早起きして急いで朝食をとり、 7時半ごろテルミニ駅近くのホテル集合。
・・・が、待てども待てども現れず。
どうやら集合時間を誤っていたらしく、15分ほどして日本人のツアコンが登場し、30分後に出発となった。
というわけで、今日は久々のバス旅行。昨日まで歩き続けていたので、バス移動はいい休憩だ。
今回申し込んだポンペイツアーは、途中までカプリ島の青の洞窟を観光するメンバーと合同のバスで、洞窟メンバーとは途中で分かれることにある。
バスはひたすら南に進み、途中、モンテ・カッシーノとヴェスビオス火山が見える。
モンテ・カッシーノには「清貧」で知られる、カトリック最古の修道会ベネディクト会の修道院がある。
そもそも修道院とは何なのか。教会とは違うのか。
簡単に言うと、修道会は誓いを立てた修道士(修道女)が共同生活をする場で、教会は教区の信者が集まり司祭の話を聞く場というような違いがある。基本的に修道士・修道女は修道院に住み込み、禁欲を守って結婚も許されない。本来の意味での仏教の出家に近いのかもしれない。
修道院は共同生活の場なので、いろいろな文化が生まれる。、ホップが入った現在飲まれている苦いビールや、ポルトガルで生まれたエッグタルト、フランスで生まれたカヌレなんかも修道院生まれだ。特にビールやワインは、修道院の有名ブランドのものが世界中に広まっている。
ちなみに修道士のことを英語でモンク(Monk)と呼ぶが、お寺の坊さんもモンクだ。
RPG「ファイナルファンタジー」シリーズなどでよく知られるモンクは武闘家のようなイメージがあるが、あれは要するに修行僧のことだ。FF4のモンク僧、ヤンがわかりやすい例だろう。
比叡山の山法師、武蔵坊弁慶、テンプル騎士団、少林寺など、洋の東西を問わず修行僧というのはすべからく武闘派ということなのだろうか。
▲ザクロの木
さてバスは途中で停車して、青の洞窟組とは一旦お別れとなる。
日本ではパスタソースの名前で知られる青の洞窟。今回の目的地には入っていないのだが、カプリ島にある有名な海食洞。聞き慣れない言葉だが、要するに崖に開いた穴で、どういう理屈か洞窟の中が海の色を反射して青く輝く。特に朝が綺麗らしい。
▲こんな感じらしい(写真はイメージです)
当然船で入ることになるのだが、担当のツアコン曰く、入り口が狭いので潮の高さがかなりシビアだという。完全に自然の物なので見れるかどうかは運次第。全体的に、慣らすと50%〜60%ぐらいの確率らしいのだが、季節に大きく左右される上に、一日の中でも入れる・入れないのジャッジがコロコロ変わるとか。
基本的に夏が狙い目で冬が厳しいようなので、狙っている人は真夏にトライするのが吉。